世界で最も危険な海水浴場

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インド、ジュフ・ビーチ

Mumbaikers on Juhu Beach
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インド経済の中心地であり、世界で最も人口の多い都市のひとつであるムンバイは、建設ラッシュと交通渋滞、そして絶え間なく行き交う人々で活気に満ちている。魅力的なストリートフードで知られるムンバイでは、地元の人々や観光客を魅了するグルメ体験ができる。JWマリオット・ムンバイ・ジュフなどのラグジュアリーホテルのすぐ近くには、屋台が並ぶジュフ・ビーチがある。ムンバイを象徴するストリートフードシーンと海辺の雰囲気が漂うエネルギッシュなこの場所は、都会的な迫力と文化的な豊かさが融合したムンバイのダイナミックな魅力を垣間見ることができる。

ムンバイ市民にとって、ジュフ・ビーチは都会の喧騒から離れた家族向けの隠れ家であり、海を眺め、海岸線を楽しみ、潮風を浴びながら軽食を味わう空間を提供している。しかし、このビーチは深刻な環境問題を抱えている。毎日、観光客が捨てたゴミや潮の流れによって運ばれてきたゴミが砂浜を覆い尽くしているのだ。さらに悪いことに、海水はひどく汚染されており、未処理の下水が市によって定期的に海に放出されている。ジュフ・ビーチはその魅力にもかかわらず、このような状況により、観光客にとっても環境保護団体にとっても厄介なスポットとなっている。

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