空港のセキュリティで荷物をゴミ箱に捨てるよう頼まれた困窮した男性、しかしある女性は黙って見ていなかった

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18.覚えていること

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その思いがけないメッセージは、家族やスノードームの販売元ではなく、人気の土産物店「Things Remembered」の従業員から届いた。この従業員は、写真に写っている人物に見覚えはなく、スノードームが誰のために作られたのかも知らなかったが、特定のモデルについてはよく知っていた。イヴリースの使命の重要性を認識した彼らは、率先して上司に連絡を取り、さらに調査を進めた。希望を新たにしたイヴリーズとリコができることは、大切な記念品を正当な持ち主と再会させることに一歩でも近づけるよう、辛抱強く返事を待つことだけだった。

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