15.雪合戦
イヴリーゼはフェイスブックのフォロワー数は多くなかったが、彼女とリコは希望を持ち続けた。友人や家族に自分たちのストーリーをシェアしてもらえば、ケイティや彼女の祖父母、あるいはスノードームと旅をしていた男性に届くかもしれないと信じていたのだ。成功の可能性に不安を感じながらも、イヴリーゼは楽観的な気持ちを持ち続けた。驚いたことに、彼女の投稿は大きな反響を呼び、予想以上にシェアされた。この支援の波は、見知らぬ人の優しさと、有意義なつながりを生み出すソーシャルメディアの力を信じる彼女の心を再び活性化させた。