14.ソーシャルメディア
イヴリーゼは、ソーシャルメディアの力で助けてくれる人が見つかるかもしれないと思い、オンライン・コミュニティに助けを求めることにした。心のこもったストーリーを共有することで、手がかりを集めたり、理想を言えば、大切にしていたスノードームを返せる住所を探したりしたかったのだ。すべてのストーリーがオンラインで支持されるわけではないことを知りながら、彼らはフェイスブックに詳細な投稿をした。イヴリーズとリコは指を交差させながら、捨てられたスノードームの切ない物語が、広大なインターネットの中で風化しないことを願った。ケイティとスノードームを再会させたいという彼らの決意が、反響への希望を膨らませた。