この少女がホームカミング・クイーンに選ばれたとき、王は王冠を外した

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大事な日

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待ちに待ったその日がついに明けた。非の打ち所のないネイビーブルーのスーツに身を包んだジャスティンは、サッカー仲間と並んでフルーツポンチを飲みながら、盛大なイベントを心待ちにしていた。彼の目には、ミカエラの姿がはっきりと映り、その美しさに苛立ちを覚えた。彼女の指はベンの指に絡まり、紛れもない幸福感を醸し出していた。あっという間に、待ちに待った瞬間が訪れた。ホームカミング・キングとしてジャスティンが発表されると、彼は満面の笑みを浮かべ、小柄な壇上に向かって自信たっぷりに歩いた。

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